広島大学で「第1回ゆるふかい。」を行いました!

ゆるくてちょっと深い会

「ゆるふかい。」

ってことで,広島滞在ついでに勢いで企画してイベントしてきました.

当日は15名弱の方が来てくれました〜!(予想以上!)

広島大学のHPに載せてもらったのが大きかったですねぇ.

雰囲気は上の写真の感じです.ホワイトボード8面くらい使いました.

学部一回生から修士二回生の広大生に参加していただき,所属は覚えてる範囲で

・理学部(数学,生物,化学)
・工学部
・文学部
・教育学部
・総合科学部

と多岐にわたりました.

内容はというと,,,

という(笑)

超ボリューミー.(一箇所誤字あります.)

経緯:
やっと大学卒業じゃ〜!学部では物理学の足枷あったから広くできんかったけど京大では色々勉強するぞ〜!
...うわぉ,知らなかったこといっぱい!世界はこんなに深くて複雑で面白いんか(常識とされてることほとんど間違ってるやん).めっちゃむずいけどやりがいある課題がたくさんやな.これは大学生にシェアしたら研究の方向性の役に立つぞ!よし,広島寄るついでにお世話になった広島大学でこの一年間の勉強還元イベントしようー!!(思いついた日のノリ)

上のポスターから伝わる通り,分野が多岐に渡り,関係が複雑に絡み合っているので,自分でアウトプットする機会作って整理せんといけんな,てのもありました.

で,内容めっちゃごついんでゆるくしようと.

緩やかで双方向な場を目指し,具体的な内容は当日来てる人に合わせて行いました.

最初に「実は確実に2時間じゃ全部できないです(汗)」と告白し,参加者一人ひとりの聞きたい内容を聞いて,それらを中心に組み立てました.

2時間で一回区切りし,希望者のみで延長戦へ突入.

おいやらこいやらあって,結局計5時間ほどやっちゃいました.笑

(写真中のスライドは山口栄一先生の許可を得て使わせていただいた原発の圧力容器辺りの図です.)

皆さん長時間にも関わらずメモたくさんしながら鋭い質問も交え能動的に聞いてくださったので,非常によかったなあ,と感じました.
(終わってすぐ「もっと聞きたい,また次回も呼んでほしい」とまで言って頂けたのは超嬉しかったです!)


以下で当日話した流れ,登場人物と,イベント後に参加者からいただいた感想の一部を紹介します.

ざっくり流れ

科学の始まりはどこか
ガリレオが砕いたアリストテレス物理学
ニュートンが見た世界
主客分離,参加しない意識→無意識の発見
神の死からの社会学
ラッセルのパラドックスを解く
ユーモアと文脈
精神病と芸術的才能の関係
岡潔とチューリングの心
芭蕉の句
HaveとBeの概念
名詞の罠
茶湯の哲学とおもてなし
アニミズムと祖霊と仏教伝来から成る華道
正規分布か指数分布で全く違う世界
市場原理とゲーム理論
量子力学の世界
文系と理系の違い
安易に語られるが知られていない国際政治の特殊性
トランプとクリントンをどう見るか
戦争が起こる要因
核を改めて考える
フェイク拡散とファクト老朽化問題
沖縄基地の裏?
原発事故の前兆は湯川秀樹の脱退
原子力村によって歪められた菅元総理の実は適切だった判断
JR福知山線事故は物理学で予見可能だった
科学を知らない国民と裁判官に委ねられている判断の危険性
人新世とは何か

登場人物

プラトン B.C.427-343
藤原道綱母 936-995
村田珠光 1422-1502
コペルニクス 1473-1543
千利休 1522-1591
ティコ・プラーエ 1546-1601
ケプラー 1571-1630
ガリレオ 1564-1642
デカルト 1596-1650
松尾芭蕉 1644-1694
ホイヘンス 1629-1695
ロバート・フック 1635-1703
ドゥニ・パパン 1647-1712
ライプニッツ 1646-1716
ニュートン 1642-1727
トーマス・ニューコメン 1664-1729
カント 1724-1804
ダーウィン 1809-1882
マルクス 1818-1883
ニーチェ 1844-1900
ボルツマン 1844-1906 
マッハ 1838-1916
マックス・ウェーバー 1864-1920 
フロイト 1856-1939
マックス・プランク 1858-1947
ヴィトゲンシュタイン 1889-1951
アラン・チューリング 1912-1954
アインシュタイン 1879-1955
ユング 1875-1961
シュレーディンガー 1887-1961
ラッセル 1872-1970
W・ハイゼンベルク 1901-1976
岡潔 1901-1978
E・フロム 1900-1980
G・ベイトソン 1904-1980
R・D・レイン 1927-1989
トーマス・クーン 1922-1996

参加者の感想抜粋

文系の人に理系の話をするには今回みたいに全体を俯瞰して捉えるような伝え方がいいなぁと思いました.(今の学校では,文系数学とかって公式の暗記!とかいうことが多いですが,文系の人にも知っておいてほしい理系の考え方ってそこではないですよね)

By教育学部の参加者

私はダジャレやジョーク,なぞなぞ,詩など,言葉遊びに興味があり,それと,文化的背景,民族意識の関係を知りたいと思っていました.それにプラスして今回,その言葉に複数の意味が含まれること,受け取る側の意識など別の視点を知ることができました.
...物事をより客観視するためには,どの視点,あらゆる手法が必要だと思います.私は,文理の違いには,見る対象と,対象へのアプローチ法が違うだけだと思います.そもそも文理は分かれるものではなく,融合するものでもありませんが,両立し,その双方の間の行き来できる視野は持っておくべきものだと思いました.

By総合科学部の参加者

科学の奥の深さを感じました.様々な現象を科学的に捉えたりすることは,面白いと思いました.哲学や社会学などと科学を一緒に考えるのはすごく興味があって,個人的にはそれを再確認できたと思います.

また,最近「文系の人って必要なの?世の中やっぱ理系じゃね?」とよくいわれて,でも,それに対してうまく返せないでいるため,それについて今日考えたいと思って来ました.それが,まだ自分の中でうまく整理できていませんが,詰まっていた考えを,少しでも先に進めて考えられるようになりそうだと思いました.

By総合科学部の参加者

熱力学の話はプレゼン中ではとばされましたが、「存在」について思考する際に消滅の方向には熱力学第二法則で説明ができても生成の方向に関しては現在の熱力学では説明できない、という趣旨の講義を受けたことをきっかけに熱力学に関しても興味が生じています。また何かの機会にぜひお話を聞きたいです。
ラッセルの論理のパラドクスのくだりでは、階層意識の重要性を知りました。高度俯瞰目線或いは高高度俯瞰目線というように、何か壁に直面した際には壁の横で壁自体の材質などを調べる他に、壁の高さや厚さがわかる位置まで下がってみる必要性を感じました。また、心理学の授業で名前のみ知っていた二重束縛理論に関してもベイトソンと具体的な症例の話で理解が深まりました。

By文学部の参加者

時間がなかったので準備していた内容も結構省略し,また,ほかの感想を読むと難しい抽象的概念では一人ひとり正確に伝わっているかを丁寧に確認する必要がありそうだったので,授業半期分くらいの時間はやっぱりないと厳しいかぁ,と思ったり.

でも僕の勉強が少しでも役に立ったようで良かったです.情報を整理してフィードバックまでもらえるいい機会をいただけました.

参加してくださった皆様有難うございました!

第2回を行うときはぜひぜひまた来てくださいませ〜!