大洲市から考える新しい歴史教育案

 

少し時間が空いてしまいました.

私は今,愛媛県に帰って,進学の準備をしています.

 

今日は天気が良かったので,通っていた高校まで散歩してきました.

 

ちなみに,私がいる大洲には大洲城というお城があります.

二ヶ月前にはタレントの出川哲朗さんと鈴木奈々さんが撮影で訪れたようです.(http://www.tv-tokyo.co.jp/program/detail/201802/23249_201802171954.html)

 

歩いているとその番組を思い出したので,ついでに大洲城にも寄ってきました.

 

 

散歩の目的だった高校の前には“お殿様公園”という,9時から17時まで開いている公園があります.

その公園の中には,「男はつらいよ」の撮影(https://www.tora-san.jp/movie/19/)記録の残った建物(下の写真右)と市の埋蔵文化財センター(下の写真左の端っこ)があります.

高校の目の前にありながら,この公園には今まで入ったことがありませんでした.高校の登下校時には開いていなかったからです.

この公園を訪れる多くの観光客は右の寅さんの写真を見に来るようです.今日は左の文化財センターにも足を運んできました.

すると,

 

 

大洲市の遺跡で発見された古代のものから,明治のものまで小さい部屋の中に沢山ありました.

 

「大洲にいくつも遺跡があったんだ...」

 

12年間暮らしましたが,知りませんでした.笑

 

 

見ていると,縄文土器や弥生土器を始め,打製石器に磨製石器,石斧など,歴史が苦手な私でも教科書や資料集で見たことがあるものがたくさん置いてありました.

 

これらの材質や模様から,当時,貿易などの交流があり,仲が良かった地域まで分かるようです.

長い時を経ながらも,当時生きていた人のことを想うことができるなんて,すごいなぁ,と思います.

 

縁もゆかりもないため,全く興味の湧かなかった古代の歴史.

ただ暗記すべきものとして立ちはだかってきた歴史の産物が,“地元”を通じて,私でも興味が持てたのではないか.

 

 

千年以上前に,全く同じこの場所で,目の前にあるこの土器を作っていた人がいて,その人が先祖かもしれなくて,今はいないその人と,この土器を通して繋がってたり...なんて考えると不思議な気持ちになります.

 

何を思って作り,どんな気持ちで使っていたのだろう.

 

何を考えて生活していたのだろう.

 

私は1000年後の未来なんて全く想像ができないまま生活していますが,おそらく同じように生活していたであろう1000年以上前の人達が使っていたものは,時を超えてここにあります.

そんなことを考えていたなら,歴史の勉強も面白かったのだろうな,と思ってしまいます.

 

ここから本題の歴史教育へ.

 

これらを通じて私が考えることは,

もし,歴史教育と地域,そして,実習的授業が絡み合った教育が行われれば,私のような歴史が苦手な生徒を減らせるのではないか,地域に携わる人を増やせるのではないか,歴史を受け継ぐ人が増えるのではないか,ということです.

 

あくまでただのアイデアですが,例えば

 

歴史の授業で古代に入る

→美術でも工作でも陶芸実習でもいいので,班で分かれて器をデザインし,作ってみる

→歴史の授業で縄文土器や弥生土器などを習う

→地域の文化センターなどに行き,当時,この地域にあった器を見る.そして,自分たちが作った器と近い形や,模様があるものがないか探す

→もう一度,古代の生活環境等をイメージした上で,以上の活動を振り返り,当時土器を作っていた人が何を考えていたのかを想像して発表し合う

 

みたいな!

 

ポイントは,始めの歴史の授業は伏線としておいて,実際に作るときにはまだ歴史とは結び付けないということです.

すると,先入観に縛られず取り組めるので,より個性を活かしつつ,あとで振り返るときに今と昔を比べ易くなります.

おそらくもっと教育現場を知ったり,地域や生徒のニーズなどを知ることでより良いアイデアが出ると思いますが,今回思いついたのはこんな感じでした.

 

あ,上記の案ならば,さらに土壌の成分や焼いたときの組成変化などから化学とも結び付けれるかもしれませんね.

 

 

“分野を超えて,地域を活かした授業へ”.

 

こういう教育に取り組み始めている高校が大崎上島にありますので,興味のある方は見学に行ってみてください.私に言っていただければ紹介も致します.

 

 

2 Replies to “大洲市から考える新しい歴史教育案”

  1. 身近な生活から古を学び、地域の中から世界との繋がりを学ぶ!新しい歴史軸をもって「グローカル人材」を育てる!そんな新教育ステージ創りへ挑戦したいですね

    1. 返信遅れました…!コメントありがとうございます!
      生まれ育った場所に一つの軸を置き,そこから歴史や文化を学ぶことこそが,世界へ飛び出した時,世界に存在する様々な歴史・文化を知る切り口になりますね!
      今の教育は,日本というマクロな視点に重点が置かれすぎていて,もっと身近な,市町村単位の地域の理解を深めていくともっともっと楽しく,面白くなりそうです.

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